現場主導型な職場へ！現場を動かすコツ Vol.11

2度目の登場となります栗原です。（1度目はこちらよりご覧ください）
以前、弊社で取り組んでいる「現場力プロジェクト」のお話をさせていただきました。

現在はその現場力プロジェクトもメンバーを交代し、
第2期に移行してから半年が経過しています。

第1期では各事業所の所長もしくはそれに準ずるメンバー構成となっており、
いわば管理者目線でしたが、
第2期現場力プロジェクトは、実際に現場を動かし、
日々切り盛りしている主任・副主任・班長がメンバーとなっています。

つまり現場を一番よく理解し現場目線で物事を考えられる面々な訳です。

そういったメンバーで弊社が目指すところの『圧倒的差別化、No.1化』を具現化するため、
安全・品質・生産性を高める、延いては現場力を高める取り組みを、
もしくは現場力を高める組織風土づくりのためには、
＝（イコール）心理的安全性の追求か・・・などを思案し議論を行っています。

 

というと、何かもの凄い高尚で難しい事を考えているように思われるかもしれませんね。

実際初めのころはメンバー各位？？？もしくはポカン状態（笑）。
そうそう簡単に活発に議論できた訳ではありません。

かく言う私もどう進めていいか悩んでいました。
どうやら初めからハードルを上げ過ぎていたのかもしれません。

 

そこで「現場力」というキーワードをネットで検索してみたり、
プロジェクトのアドバイザーである社長や部長からヒントをいただいたり、
はたまた意見を言いやすいようにプロジェクトメンバーを
2チームに分けて話し合ってもらったりしている中で、
結局は原点回帰というか基本に立ち返って考えるという流れになっていったのでした。

「コツコツカツコツ」「凡事徹底」というように、誰もが分かる作業手順書はあるか、
その作業手順書は活かされ且つ守られているか。

人によって手順が違うことはないのか、また守られているかチェックする仕組みはあるか。

業務改善を行った場合手順書に反映され改訂されているのか。

そしてその情報が共有化され実施されているか。

そういった基本的な部分がキッチリ出来る仕組みづくりを
していこうという方向に話は進んでいきます。

 

実際に取り組む施策について今挙がっているものの一つは、プロセスオーデット。

このプロセスオーデットとは、作業手順やルールが守られているか、
点検表を用いて第三者が巡回し、指摘があればそれに対して担当者が対策や改善を考え実施。

この第三者による点検を定期的に行い、以前の指摘に対する是正は出来ているか確認し、
新たな指摘があればそれに対してまた改善。
これを繰り返していく活動です。

その他、現在行っている個人による改善提案の他に、
小グループによる改善活動、テーマを絞った改善、
グループミーティングの活性化（ミスや不具合事例を共有化し再発や類似発生の防止を図る）
なども挙がっています。

さてさて、今後第2期現場力プロジェクトがどう動いていくか乞うご期待！

あっ、またハードル上げちゃったかな。