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イキナリナカツガワ Vol.2 『終わりよければすべてよし?』

呼ばれてないけどジャジャジャジャジャーン。
「私、失敗したくないので!」でお馴染みのナカツガワです。
ジャンッ!

気付けば「平成」もあと僅か。
なんとなく焦って、平成自分史を振り返ってみたりしております。

ふむふむ。
思えば昭和~平成へと変わる時、私はまだ十代の子どもでございました。
そう考えると、平成こそ我が人生!

と言っては大袈裟ですが(笑)、平成の間に様々な経験を積んだ事は確かです。

ミルフィーユ状に折り重なった「経験値」の中に、
いくつかドロドロしたものが挟まっており、
これを世間では「失敗」と呼ぶようです。

そこで、今回は、今思い出しても肝を冷やす、
自分史上最大の失敗についてお話ししましょう、、、。

 

それは入社2年目の夏。
本来の営業の仕事から離れて、私は新卒採用活動の手伝いをしておりました。

1年目には司会・進行のみを担当していたのですが、
2年目のその年は、なんと!筆記試験の作問と言う大役を仰せつかったのです。

シ・ケ・ン・モ・ン・ダ・イ!!

 

学校の先生でもないのに、問題を作れるなんて♪
何とも言えないワクワク感と、これは大変なことだぞ、という思いが交差し、
私はソワソワした日々を過ごしておりました。

作問と言っても、実態は「いくつかの問題集の中から問題を選ぶ」という地道な作業でした。
当時はまだパソコンも使用しておりませんでしたので(オーソレハ、トシガバレルヨー)、
ワープロで文章を作り、問題集の図をコピーして切り貼り切り貼り。

「切る」は文字通り、はさみでチョキチョキ。
「貼る」は糊でペタペタ。の世界です。
(カットアンドペーストジャナイノカヨー)

そこへ「問1」といった番号を振り、
全部で20問ほどの「新卒採用筆記試験問題」を完成させました。

また、問題作りと並行して、「応募学生への連絡」という役割も担っていた為、
当社に興味アリ!と「資料請求のハガキ」をくれた、
学生に対し(ハガキッテショウワカヨー)、資料の送付。

送付後に「説明会にいらっしゃいませんか?」というお誘い電話を掛けるということも
行っておりました。(メールトカナイノカヨー)

2年目の若輩者=ナカツガワには、この段でもう手一杯、頭いっぱい、胸いっぱい(ん!?)。
パンク寸前ギリギリのラインで、妙な高揚感を味わっておりました。

 

そして採用選考当日!
学生を6名ずつにグループ分けにし、
「筆記試験&作文」と「集団面接」を交互に行うという流れとなっていました。

初回の時間帯に揃った「筆記試験」グループの学生6名に対し、
私は「試験官」として対峙しておりました。

場所は駅前の某ホテル宴会場。
やたら豪勢なテーブルとイスに座った学生達。

演台の前に立った私は、すぅ~と息を吸い
「株式会社トーコン採用選考会へお越しいただき、ありがとうございます」
「本日は、筆記試験・作文と集団面接を行います。最初は、筆記試験。時間は30分間です。」
「今から問題用紙を配りますので、合図があるまで伏せておいてください」
「それでは、配りま、、、配り、、、くば、、、」

@@!!( ゚Д゚)@@!!('Д')#$%\\\@@!!!!!!!!

なんと!
なんと!!
なんと!!!
なんと~~~~~~~~~!!!!!

試験問題がありません。
何処へ行ったんだ、試験問題!!

('Д')('Д')('Д')('Д')!!!!!

って言うか、私!印刷してなくない!???

何という事でしょう。
問題原稿が綺麗にできたことに満足した私は、
後生大事に引出しにそれを仕舞い、
その後の電話や資料発送で全てを終えた気になり、
そのまま今日を迎えたのでした。

やってない。
やってない。
印刷してない。
問題持ってきてない。
ない!
ない!!
ない!!!

「す、す、す、少しおま、おま、お待ちくださささい」

ペコリと一礼し、部屋を後にした私は、隣の部屋で面接対応に控えていた、
常務(当時)、部長(当時)、顧問(当時)
の所へ駈け寄りました。

「ももももも、もん、もん、問題を、わわわわわ忘れましししした~!」

一同驚愕!
でも私が一番驚愕!

『仕方ない、すぐに会社へ電話して、
持って来てもらいなさい。どこに仕舞ってあるの?』

「いいいいいいいい、
印刷もしてないんです~~~~」

一同さらに驚愕!
自分でも驚愕!!

それに、持ってきてもらうと言っても、
今から印刷してホテルまで来てもらうとしたら、30分以上は掛かります。

今まさに、問題を配ろうとしているこの瞬間から、
30分以上もどう場を繋ぎ留めたら良いのか、、、。

私はもう絶望的な気分でした。

 

その時、常務(当時)が思いつきました!
『FAXで送ってもらおう!』

なるほど!その手があったか!!
さすが常務!
やっぱり常務!!
何かが他の人とは違うと思っていましたよ、常務!!!
常務の背後に後光が差して見えました。(なむ~)

『その間に、まず作文に取り組んでもらいなさい』
「ははは、はいっ!」
学生が控える部屋に戻った私は、原稿用紙を配り、
作文を先に行う旨を伝えました。

これで30分と言う時間の猶予ができました。

そこからは、血走った目で、マッハで対応です!
まずホテルの方へ事の次第を説明。
FAXを受信後に、コピーをさせてほしい旨、お願いしました。

こんな不躾なお願いでも、ホテルマンは本当に素晴らしい。
笑顔で対応してくださいました。
ここにもまた一人、菩薩が(-人-)
心の中で、手を合わせます。(な~む~)

 

原稿は、会社にいる同期に送ってもらいました。

「なんだ、なんとかなりそうじゃん。」
そう思った平成生まれのそこのあなた!!
当時のFAXを甘く見たらいかんぜよ!

文字がな、ギザギザなんじゃー。
拡大してみたら、外枠がギザギザしとるんじゃー。
どうみても「FAXで送りました♪」
っていう字体なんじゃ~っ!!!

って、鼻息荒くしている場合じゃありません。
誰がどう見てもFAXなのだけど、もうこれを使うしかないんですっ!!!

用紙上部に印字される、時間等の表記を修正ペンで消し、
下敷きでパタパタ風を送って乾かす!

とにかく乾かす!
今みたいに、修正テープなんてないのだから、乾かさなきゃコピーも撮れんのさーっ!

修正ペンが渇いた用紙から、コピーを取ってホチキス止めまでは、
ホテルの方が手伝ってくださいました。
嗚呼、菩薩ばかりのこのホテル。きっとこれからも大繁盛だよ。(-人-)

計12名分の筆記試験問題が出来上がった時点で、ジャスト30分経過。
下敷きをバタバタを仰いだ右手がなんだか張っていたけれど、
そんなこたぁ、気にしてられません!

通路を猛ダッシュ!
扉の前で、呼吸を整えていざ、室内へ。

明らかに挙動不審であった私を、果たして、
学生の皆さんはどんな目で見ていたのでしょうか、、、。

 

幸い、次のグループの開始時刻までには、問題用紙原本が届き、
どうにかこうにか1日を終えることができました。

あの時の回に参加されていた学生の皆さんには、大変申し訳ない事をしたと、
今思い返しても、胃がキリリと痛みます。

ただ、奇跡的に?その回に参加し、
その後トーコンへと入社した社員に後々話してみたところ、
「えっ?そんな感じでしたっけ?フツーにただの待ち時間だと思っていました」
ですって。

ホッとしたような、なんのような。

 

それ以来、念には念を入れて。確認に確認を重ね。兎に角、ミスの無いように。
抜け、漏れのないようにと準備するのが常となったナカツガワなのでしたー。

経験に勝るものなし。とはこれこの事。
はぁ。令和では、こんな失敗しでかしませんように、、、。

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