やっぱり、結局は・・・ここなんだよな~。
- 2004/03/06
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																		トコトコ(旧メルマガ)
改善を行うに当たって、以前感じたことを御紹介したいと思います。
 
 改善を進めるに当たり、「個人(担当範囲内)で行える改善」と
 「複数の人が関係する(担当間)改善」があります。
 
 前者のほうは、個人的にやりやすい方法や考え方で形になることが多いです。
 しかし、後者の方は、発案者がやりやすい(ある一部の部門がやりやすい)場合でも、
 次の工程の人、もしくはその周囲の人がやりづらかったり、不便に感じたり、
 最悪なのは、その人の効率は改善されたが、次の工程の人の効率が悪くなったり、
 手間が増えたりすることがあったりします。
 
 その場合、物流の「全体の流れ」「仕組み」をしっかり考えて
 改善を進めないといけません。
 そうでなければ、ちょっとした発案で改善を行っても、
 後々、「○○をこうできませんか?」
 「○○の置く場所に困ってるんですが・・」など、小さな問題が想定されます。
 
 やはり自部門以外を絡める場合であれば、
 しっかりとした「計画」と「打ち合わせ」が必要だと感じます。
 
 お互いにとってメリットのみであれば「そのまま進めましょう!」で済むのですが、
 片方にデメリットばかりが生じてしまう場合、
 デメリットが生まれてしまう方にしてみれば、
 「○○でやっていた仕事がうちに回ってきただけだ。」
 「○○はこれでいいかもしれないが、うちは保管方法に困るな~。」
 といった感じで片方に「悪循環を生む改善」になってしまうことが考えられます。
 
 そこで肝心なのは、やはり「コミュニケーション」と感じます。
 現場で作業をしていると、作業に集中して、
 他とのコミュニケーション(会話)が少なくなってしまう。
 もしくは、コミュニケーション自体を面倒だと感じている人がいるかもしれません。
 「自分だけ(自部門だけ)よければイイ」ではなく、
 やはり、「ここをこうしたら自分はやりやすいが、
 次の人はやりやすくなるだろうか・・?」
 「こうやってくれたらありがたいな~(やりすいな~)」が一番だと思う。
 
 ただ、それにたどり着くには、お互いがお互いの状況や、環境を理解する必要がある。
 その中でお互いの意見や、考えを相互に尊重し合い、歩み寄ることで
 その部門、もしくは会社全体へいい「気」の流れ発生すると思います。
 
 やはり改善をするにしても、良い職場環境を作るにしても
 結局「コミュニケーション」と「お・も・い・や・り」なんだな・・・
 ・・・っと感じました。
 
 
 事業運営部 OG事業所 加藤正典
 
	
	 
       
       
      